探究日記

20代前半の若者が日々感じ取ったことを綴ります。

今の気持ち

留学を断念し、就活をすることになりました。いざ就活を初めると、就活のことを何も知らない私を心配して、周りの友達が親切にアドバイスをくれました。人の優しさを知り、生きることに希望を持てました。小さなことでクヨクヨと悩んでいた自分が馬鹿らしくなり、ポジティブな人間に変わっていくのを感じました。

自己分析を日頃からしていた私は、特に悩むこともなくエントリーシートに文字を埋めていくことができました。知らない人と会って話すことも苦じゃないので、説明会や人事の方と話すことも楽しめた次第です。自分のことを話すことは気が引けるものの、苦手ではないので、面接も難なくこなしています。今年になってから始めたばかりの就活でしたが、まるで1年も2年もやっているかのように自分の習慣となり、日常に溶け込んでいます。

時々就活をやりすぎて、ストレスが溜まり、どうしようもなく疲れてしまう瞬間もありますが、周りには優しい友達がいて、愚痴を聞いてくれたり、何気ない映画の話で笑い転げたり、これからの人生のことを語ったりして、私のどうしようもない疲れを吹き飛ばしてくれます。

本当に感謝しかありません。人間を軽蔑し、関係を断っていた私ですが、心を開けばこんなにも暖かく、人や社会に迎えてもらえるのかと、骨身に染みる思いで感じ、涙が溢れます。

助け合いなんだと、チームワークなんだと、気づかされました。1人で生きていける人はいないだと、知りました。いくら天才だとしても、孤独には勝てません。どれだけ美人でスタイル抜群でも、ブサイクに飯を食わせてもらっているんです。1人で生きていけるという人も、社会インフラは使うわけですし、巡り巡って、人の助けを借りているんです。

あぁ、こんな自明なことに今更何感動してるんだ、私。今までなら「そんなこと自明じゃん。馬鹿なの?」と言っていたようなことに、何深く感動してるでしょうね。自明だけど、自明じゃない。演繹だけではなく、経験してみなければ分からないことだってあるっていうことでしょうね。

人は人に生かされている。人と共に生きている。互いを受け入れ合い、違いを認め合い、尊重し合う。これこそ、真のコミュニケーションであり、何にも増して重要なことだと思えてくるのです。ここにこそ、宗教や哲学の基礎があると思えてならないのです。人間が生きるということにおいてなくてはならない価値観の基礎があると思えて仕方が無いのです。

こういう、素直な気持ちをこれからも文章として表現していけたら良いなと思っています。

まだ就活は始まったばかりです。本当に行きたい企業の選考はこれから始まります。最後まで諦めずに頑張ります。後悔をしないように。