探究日記

20代前半の若者が日々感じ取ったことを綴ります。

過去を振り返るということ

面接前日に体調を崩しました。微熱で鼻水が出る。完全に風邪ひきました。たくさんESを書いたり、人混みの中を何度も行き来したりして、ちょっと無理をしたんだろうなと思います。

でも、別に凹んでなんかいないです。むしろ、風邪ひいてる時に面接を受ける方が、本当の自分を見てもらえる気がしてラッキーな感じがしてます。そう思えるぐらいに、なぜか心に余裕があります。精神的に成長できているのかもしれません。色んな経験をして、幾多の困難を乗り越えてきたからそう思えるのでしょう。

今振り返ってみると、物心ついた頃から色々なことがあったなと思います。特に、友達との付き合いの中で色々あったなと思います。女の子との付き合いには乏しい僕ですが、男友達との付き合いは濃厚で、誰にも負ける気がしないくらいです。書くと長くなるので今は書来ませんが、嬉しいことから悲しいことまで、五万という友達との間での思い出があります。この思い出によって、今の自分の価値観が形成されて、今の自分が出来上がっているのだと、振り返るとハッキリと浮かび上がってきます。

就活では、自分をアピールすることをしばしば求められることが多いのですが、このアピールとは何なのか。ありのままの自分を見せることだと自分なりに解釈しているのですが、そう考えれば、何も難しいことではないはず。もちろん、相手にわかりやすく伝えるための努力は必要ですが、ありのままを素直に話すだけなら、そんなに努力は必要ないはず。明日もありのままに、昔の思い出に浸りながら、正直に自分をさらけ出してきます。

「過去を振り返るな!今だけを生きろ!」とよく色んな方々が言いますが、これには僕は反対です。確かに、新しいことを始めたり、とにかく実践が求められる場面においては必要な考え方なのでしょうが、生きていく中で、新しいことをしたり、ビジネス的実践をする以上に大切なことは山ほどあると思っています。そして、その大切なことをする上では、過去を振り返ることは本質的に重要な行為であると、個人的には思ってます。その中でも特に大事なことは、他人に共感すること、だと思います。共感するには経験が必要であり、その経験を思い出すことが必要です。思い出す時、それは過去を振り返っているのであり、日々過去を振り返る行為が、目の前の他人の仕草に対する即時的な共感に繋がる。

いつも昔話にふけっている田舎の方の友達を倫理的で道徳的だと感じる瞬間が多々あります。これはきっとこういうことなんでしょうね。もちろん、過去を振り返ってばかりじゃ、刺激も少なく楽しくないですが。この葛藤が経済を回し、芸術を生み出し、文化が発展して、そんな気がしてならないのです。葛藤。創発。過去、未来。葛藤の日々がいつまで続くことやら。